Zipアーカイブを作る

記事作成日:2022/03/01

ファイルや、フォルダを圧縮したいとき、アーカイブ化して1つのファイルにまとめたい時に使用できるブロック、それが、Zip compress ブロックです。

ブロックのGUI

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入力フィールド別解説

Destination zip file

作成したZipファイルをどこに保存するのかを指定します。

指定には、絶対パスか、相対パスの2つでパスの指定ができ、ファイル名も指定できます。

たとえば、作成したZipファイルを、

名前を 「Archive.zip」で、Documents フォルダに作成したいときは下記の通りの記述方法があります。


i

特に特別な理由がない場合はこちらの方法でパスを指定することをオススメします。


i

ルート上の特別なフォルダへの指定などは、絶対パスを使用します。

/storage/emulated/0Android のバージョン によって 異なります

/sdcard だったり、 /mnt/sdcard だったりします。

マルチユーザー機能が整備されてからは、/storage/emulated/0 というパスが多く見られるようになりました。


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これは、相対パスを用いるのと同等なので、「こんな指定の仕方もできるんだー」程度に見てください。


注意点

存在しないディレクトリ を指定することは できません 。存在しないディレクトリを指定すると、 アーカイブは作成されません。

ファイル名部分を記述していない場合 、つまり、フォルダしか指定していない場合は、フォルダが指定されていても アーカイブが作成されません


Source path

圧縮したいパスを入力します。

相対パス_ファイル

ファイルであるパスの場合は、Folder/memo.txt のようになります。(一例)

相対パス_フォルダ

フォルダであるパスの場合は、Folder のようになります。(一例)

注意点

Destination directory in zip

Zip内ディレクトリ先

DestinationDirectoryInZip

Zip内のフォルダのどこのディレクトリに圧縮したデータを保存するかを指定します。

詳しく

空っぽのZipアーカイブ内のディレクトリ構造

/
            

ここに例えば、

と記述すれば、

/SubFolder
            

というディレクトリ構造になります。

ファイル又はフォルダ圧縮して上のような記述をしていると、

/SubFolder/pictures/screenshot_1.png
            /SubFolder/pictures/screenshot_2.png
            /SubFolder/Key.txt
            /SubFolder/Topic.html
            

このように /SubFolder にファイルが追加されていきます。

Compress directories recursively

ディレクトリーの中を再帰処理するかしないか。

使いどころ

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i

フォルダの中身すべてを圧縮(アーカイブ)したいときに有効にして使用します。

Add to an existing zip file

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既存のZipアーカイブファイルにファイル構造の更新(上書き)するかしないかを選択します。

有効の場合

たとえば前回,

/memo.txt
            

というファイルをZip内に作成したとします。すると、

さらに、違う保存先(ディレクトリ)の場合は、追記されます。

/memo.txt
            /todo.txt    ←  新しく追加されたファイル
            

無効の場合

同じ名称のZipファイルが存在している時に、全く同じ名称で保存すると、Zipファイルは上書きされます

内容は完全に上書きされます。

Compress method

こちらの方に書き残してあります。

ファイル単体を圧縮する

圧縮したいファイル

/storage/emulated/0/Code.java

Zip保存先のパス

/storage/emulate/0/Compressed/Code.zip

こんな感じになります。


フォルダの中身すべて圧縮する

圧縮したいフォルダ

/storage/emulated/0/Pictures/

Zip保存先のパス

/storage/emulate/0/Compressed/Images.zip

フォルダの中身全てなので再帰処理を有効にする

Recursive を有効に。

こんな感じになります

まとめ

入力フィールドのUIの順番が、

  1. 「保存先」
  2. 「圧縮したいファイル又はフォルダのパス」

となっているので順番を間違えないよう気を付けてください。


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